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薬剤師の転職に役立つ有用な資格とは

2017年12月10日

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薬剤師としての知識や経験があること、及び自己研鑚に励んでいることを公的に証明するために認定制度があります。資格を取得したら終わりではなく、日々のスキルアップのための努力が、薬の専門家としての資質維持することにつながります。

特に新薬や薬学の世界の最新動向を常にモニタし、自己の能力アップに努めることが肝要であり、そのためには、認定制度を上手に利用することが大切です。認定制度がサポートする資格には様々なものがあり、できれば転職に役立つものを取得したいところです。

そこで、ここでは昨今注目されてきているHIV患者をサポートするHIV感染症薬物療法認定薬剤師に関する情報をみていきましょう。若い世代を中心にHIVに感染する数が増えているという話は、新聞やテレビのニュースでご覧になった方もいらっしゃるかと思います。そんな事情を背景にして、需要がますます増えてくる資格といえます。また、もともと薬の専門家ですので、これにHIV関連の知識と実務知識を備えることで活動の幅を広げることができます。特に医療現場にて、HIV患者の服薬指導にあたりますので、社会的にみても大変意義のあることです。認定を受けるためには、日本病院薬剤師会が提示している要件を満たすことが必要となります。学会会員であること、かつ、医療現場での実務経験があることとされており、試験だけでは認定されません。また、試験内容は50問あり、おおよそ6割以上の正答率が必要でしょう。認定されると職域の選択肢が増やすことが可能となり、HIV診療の拠点となる病院にて、医療行為に携わることができます。治療が必要な患者さんに寄り添い、服薬指導や各種サポートの役割を担うことになります。